今日の出来事

給食の中に「社会科」

2023年1月13日 23時24分 [管理者]

先日に引き続き学校給食の「食育」の役割について紹介します。
今日の献立は、いちご米パンと白菜のクリームスープでした。実はこの献立にも「食育」が隠れています。
まずは、白菜のクリームスープです。この献立には4年生の社会科の学習が隠れています。実は白菜は、茨城県が全国一位の生産量を誇っています。しかも、古河市のある県西地区がその中でも最大の産地となります。令和3年度の資料を調べてみると、全国の生産量が899,900tに対し、茨城県の生産量が250,300tでした。実に全国で生産されている白菜のうち、約3割(27.8%)が茨城県で作られています。そんな地元の野菜を食べることは、「地産地消」にもつながります。新鮮な食材を食べることができるだけでなく、輸送コストの削減にもつながり環境に優しい食事となります。
また、いちご米パンは「米粉」を利用したパンとなります。こちらの献立には、5年生の社会科の学習が隠れています。パンの原料となる小麦の自給率(令和3年度・カロリーベース)は17%で、ほとんどが輸入に頼っている状況です。しかし、米粉パンの原料となる米の自給率は98%となっており、ほぼ国内で生産されているものとなります。米を消費することで、こちらも広い意味での「地産地消」となったり、米の消費量を増やし、国内の農業を守っていくことにつながっていきます。
社会科の授業で学んだことが、身近な給食の中に隠れていると考えると、普段の給食もよりおいしく味わえるかもしれませんね。
茨城県について社会科で学習している4年生。地元の特産物「白菜」を、美味しくいただきました。
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